スティール・ボール・ラン(8) - 荒木飛呂彦
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STEEL BALL RUN vol.8―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (8) (ジャンプコミックス)
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/02
- メディア: コミック
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このスティール・ボール・ランも、作者は1,2巻こそJOJOでマンネリが続いていた「スタンド合戦」からの脱却を果し、新しい作風に挑戦したことを大いに評価していたりしていたものだが、やはりどこかで「つまらんね」と思っていたのだろう。理屈では面白いと思っていても、やはり感情は素直だ。あまり新刊を買うのに気が進まなかったと思う。
7、8巻で繰り広げられるスタンド合戦を見て、「悪しき自己模倣の再開」「結局JOJOの呪縛からは逃れられない」などと思おうとしても……面白いんだな、これが。理屈無しに。相変わらず濃すぎる絵の線や戦闘もそうとして、最高にテンションが上がる。リンゴォ・ロードアゲイン「男の世界」。まさかボス級スタンドが出てくるとは…。
どっかのBLゲームタイトルではないが、面白いものは面白いからしょうがない!!であろうな、と思う。
面白さの理屈付けなど後から暇になったら考えればいい。素直に本が読めればそれが一番だ。例えそれが素直につまらなかったとしてもね。
65点。
*1:最近はそこから脱却できていると信じたい。