Solid State Drive導入
それなりに広いかもしれない世間がIntelのSSDの話題で持ちきりになり、すわっSSDブーム到来か?と予測される昨今。一気に低価格化が進行しそうなそのタイミングで、とりあえずSSDを買ってみた。
買ったのはこちらのOCZSSD2-2C60G。
60GBでRead170MB/s、Write98MB/sを謳う高速さが売り。36000円ほどで購入。
60GBというのは、OSのシステムドライブ+各種アプリのキャッシュドライブとして利用しても十分余裕があるサイズである。(前HDDで40GBほどにシステムドライブのパーティションを切っていたが、1年ほど使用してもまだ10GBの空きがあった。)
◆早速OSをインストールし、PC全体のフォルダ構造を再構成。
C:OCZSSD2-2C (SSD 60GB) システム+キャッシュ D:Hitachi HDT725050VLA360 (HDD 500GB) アプリケーション+テンポラリ E:WDC WD10EACS-00D6B0 (HDD 1000GB) データ F:WDC WD10EACS-00D6B0 (HDD 1000GB) バックアップ
最近は1TBのHDDが10000円前後で買えるのだから、恐ろしい。
◆CrystalDiskMark(エラーが修正されたVer)でベンチマーク
左がSSD。右がHDD(Hitachi HDT725050VLA36)
読み込み速度ではやはりHDDに比べて圧倒的に早い印象。HDDが強いと言われるシーケンシャルなReadでさえ、二倍以上の差。
4kbのランダム読み込みに至っては25倍近い速度差である。
翻って書き込みだが、こちらはHDDに比べても振るわない。
もっとも、システムドライブで重要なのは読み込み速度の方なのでこれは大して気にならない。
◆Windowsエクスペリエンスインデックス
今までネックだった「ディスクの転送速度」が5.9(最大)となり、ついにCPU以外の項目が全て最大となった。
◆OS起動時間
Vistaの起動自体は大幅に早くなったが、SSDによるものなのか、クリーンインストールしたことによる読み込み改善なのかの判断は付かず。
再インストール前に比べて20秒以上早くなった。むしろBIOS起動とPOSTが長く、そちらの方が気になる。
◆体感速度
不明。まだディスクアクセスが頻発するプログラムを動かしているわけでもなく、元々快適にOSが動いているということもありSSDの実感は湧かず。
ブラウジングは素晴らしいほどレスポンスが良くなったが、これもSSDか、それとも新たに導入したGoogle Chromeのおかげかの区別は付かず。
◆書き込み耐久性の無さによる定められた寿命
いずれ壊れるという点ではHDDと変わらず、最大の恐怖であるドライブの突然死のリスクが下がる(SSDは駆動部分が無い)という点で大いに評価が高くなる。
むしろ、寿命は長いんじゃないか? SSD。
◆ファーストインプレッション
これでHDDのシーク音から開放される! と思ったが、システムドライブ以外は全てHDDの上に最大の騒音の元(といっても、全体では無視できるくらい静か)であるグラボをどうにかしないことにはまだまだ無音からは程遠い。
Atomマザーで無音マシンを作るのも面白いな。