続・SSD導入 のついでにCore i7

JMicron製のコントローラを使用している一部のSSDで発生する、いわゆるプチフリーズ問題。
前回購入したSSDでもしっかり発生していた。

フォルダを開く、インストーラが立ち上がる、ファイルをダウンロード中に別サイトを開く等々、おおよそI/Oが絡む全ての局面でちょくちょくフリーズに見舞われる。
例えばフォルダを開こうとしたとき、一覧が表示される瞬間にフリーズがかかりOSが2,3秒操作を受け付けなくなる。インストーラプログレスバーが途中で止まり、かなりの長い時間OSがフリーズ。ファイルをダウンロード中に別サイトを開こうとすると、Google Chromeが固まる(タブひとつごとに別プロセスなのに!)。


iRAMに%TEMP%などの環境変数IEキャッシュ、ページファイルを移動し極力SSDへのアクセスを減らそうとしても現象は収まらない。OS再インストールも無駄。


日常の軽いPC操作でストレスを無くすために導入したSSDがストレスの原因になるという本末転倒振りには参るが、さりとて今更HDDに戻るのは癪だ。


というわけで、コレを買ってきた。
SSD Intel X-25M

前に買ったCore i7とそのプラットフォーム一式と合わせて、次のような構成となった。


OS:Vista X64
CPU:Core i7 920@2.66GHz⇒3.2GHz
M/B:ASUS P6T Deluxe
MEMORY:DDR3 1333MHz 8GB
GPU:Geforce8800GTX
SSD1:IntelX-25M 80GB
SSD2:OCZSSD2 60GB



CPUクーラーはリテールのままだが、オーバクロック状態でフルロード時にも55度いかない程度の発熱のため当面は問題無さそうである。
余ったSSDはシビアなレスポンスが要求されるアプリ用ドライブに使う予定。CrysisとかOblivionとか。


以下ベンチマーク



■Super PI mod 1.5
100万桁で13秒。以前のE6750@3.2GHzから5秒も縮まった。クロック数が同じなのにこの差は圧倒的。



3DMark 06
以前の構成のスコア+3000といったところ。GPUは変わらず、ドライバの変更もなし(3D Mark06はグラフィックドライバのVerの違いでスコアが激しく変動することで有名)でこの点数は随分と健闘している。OSを64Bitにしたことでもパフォーマンスは上がっていると思われる。



CINEBENCH 10
マルチCPUのテスト結果が18188。以前の構成では6000に行くか行かないか程度だったので文字通り三倍の速度となった。もっとも、このアプリ自体コア数が増えれば増えるだけスコアが上がっていくため、デュアルコア(2スレッド)⇒クァッドコア+HT(擬似8スレッド)という構成変更の妥当な結果とも言える。



■CrystalDiskInfo10RC23
左上がIntel X-25 (SSD
右上がOCZOCZSSD2 (SSD
左下がHitach HDT25050VLA360 (HDD)


流石はシリコンバレーの雄Intel。ランダム4kWriteの速度がなんとHDDの40倍。
プチフリーズも今のところ確認されないし、安心してOS+キャッシュディスクとして利用が出来る。


………。



えいえんのべんち
ゆめりあべんち
前の構成(E6750)の倍のスコア。ほしがりません、20万に届くまでは。



世界一重いゲーム
らぶデス3
GPU依存度が限りなく低く、シングルスレッドしか使用しないため、どんなに投資(CPUがCore i7 960のOCとかメモリ24GBとかGPURADEON X4870X2のクロスファイアとか)しても全く快適なプレイ環境を実現できないという日本が世界に誇る悪魔のようなゲーム(?)。
一人だけの表示だと138FPSなどといった数字を拝めるのだが、これが2人、3人表示となっていくとFPSが30近くまで落ちるという罠。



ちゃんとGPU使うぞ
■Time Leap ベンチ
あれ? OSが32bitの時は60FPS越えていたのに…46FPS?
HTが悪さをしたのだろうか。



Intel SSDの使用感についてはまたいずれ。